2018年03月16日

「アトリエの夢」-みよし編

12月からスタートした企画展「アトリエの夢-かじ・おっと・みよし」展も早いもので残すところ約1週間となりました。
今回は第3室に展示している宮崎みよしさんをご紹介。
宮崎さんは、神戸を拠点に活躍する現代美術家です。
現在は、作家活動と並行して、神戸元町にあるギャラリー・カフェ「プラネット EartH」の代表としても活動されており、美術、文学、音楽など、ジャンルを超えて様々なアーティストを支援しています。
かじさんとの出会いは、六甲山のアートイベント。かじさんのアトリエへ遊びに行ったり、プラネットEartHで個展をしてもらうなど深く交流しました。
今回、宮崎さんには、木彫とダンボールを組み合わせて自然や宇宙をイメージしたインスタレーション作品をご出品いただきました。
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四方の壁だけでなく床にも段ボールが敷き詰められていて、土足で自由に歩いてOK!
ぬくもりを感じるアースカラーの色彩と、段ボールの柔らかい感触が足元から伝わり、まるで自分自身が大地の一部になっているよう。
今回、80年代の貴重な雲のレーリーフ作品もご出品いただいていて、木という固い素材を柔らかく表現した造形感覚にお客様にも「面白い!」と喜んでいただいています。宮崎さんの高い木彫技術が伝わりますね。
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展示室に入ると目に飛び込む大きな紙の作品は、床に紙を置き、コンテと鉛筆で表面の木目を模様として写し取ったフロッタ-ジュの作品です。以前展示をされた会場の床の木目に面白さを感じ、それを作品にしようと試みたもので宮崎さんの遊び心とともに、自然の生み出す美しさと偉大さが感じられます。
木彫と、段ボールを組み合わせるパイオニア宮崎みよしさんの作品を是非御高覧下さい。

「30歳の頃、神戸っ子の私はぶらぶら街を歩いていた時にふと地表の有り様に面白さを感じました。当時も神戸は坂ばかりの地形にへばりつくように家並があり、そしてまた一方には水を湛えてできる海岸線がありました。
小学生の頃、理科の時間に我々が住んでいるのは地球という名前の星の表層部つまり地殻の表面であり、また地球は宇宙という大空間を構成している小さな星でしかないということを学んだ気がします。
また、その小さな星を巡って色々ストーリーがあると、偉い先生方はミクロあるいはマクロ的に述べられています。
しかし学術的に無知なみよし的観察では、地球のストーリーを変幻自在に語っている魔物の一人に「水」があり、地表を境界面として外側と内側が互いに引張っこして形を成しているような気がします。
しかしそこに人間が介入出来、形を成し得ているのは微々たるモノでしかない!というのが自論です、その薄くて、不安定で不透明な地表に立って眺めて描いたのが、みよしの風景画です。
雄大な自然の風景を成しているシーンを全く人工的でチッポケに表現しているキッチュさは、大自然への崇高さと人間への警告と同時に偉大さと勇気と努力でもあります。」(宮崎みよし)


3月25日(日)まで開催。
会期終了まで残りわずかとなりましたが、まだまだ間にあいます!
ご来館お待ちしております。(み)

会  期  ~3月25日(日)
会  場  西脇市岡之山美術館
開館時間  午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休 館 日  月曜日(祝日の場合は翌日)と祝日の翌日
入 館 料  大人 310円( 260円)
      高大生 210円( 160円)
      小中生 110円(80円)
      ※()内20名以上の団体割引料金
      ※障がい者割引有
      ※ココロンカード利用可
posted by おかのやまへそ at 10:46| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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