2018年02月03日

「アトリエの夢」-フムフム族編

寒い日が続きますね~
 そんな寒い中でも、岡之山美術館ではホットな展覧会「アトリエの夢-かじ・おっと・みよし」展を引き続き開催しております。
今回は第1室に展示している東山嘉事さん(愛称=かじさん)をご紹介。
東山嘉事アトリエ:平行法の立体写真(差替え).png
《東山嘉事アトリエ:平行法の立体写真》撮影:おっと
かじさんは、兵庫県三田市を拠点に、絵画や漫画、石彫、木彫、陶芸、ジャンクアート等・・・平面から立体作品、そしてライブパフォーマンスまで、ジャンルに超えた幅広い芸術活動を展開しました。
当館アトリエでも、1985年、1994年、2002年の計3回個展をしていただき、西脇とも大変縁の深い美術家です。
1934年に大阪市で生まれたかじさんは、戦争のため10歳で三田市に疎開し、20歳の頃から作品制作を始めます。ディスプレイデザインの仕事のため、東京に移り住んで前衛芸術グループ「タム・タム芸術集団」のメンバーとして活動後、1968年に三田市に戻り、1980年にアトリエを構えました。
かじさんのアトリエは自宅を改造したもの。日本の古民家の佇まいをしたアトリエで様々な作品が生み出されました。その代表的存在が少し怖くてユニークな生きもの「不夢不無(フムフム)族」です。
フムフム族は、かじさんが作り出した魑魅魍魎の生き物に名づけたものです。アトリエを構えた際に、旧約聖書の創世記に登場するアダムとイブを立体で制作したのですが、さらにユニークなものを作りたいという遊び心から、アダムとイブの子どもたちをイメージしてフムフム族を制作するようになりました。フムフム族が室内や土間、庭で自由に暮らす理想的なアトリエを「フムフムの園」と命名し、かじさんはその園長となりました。
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東山嘉事《「フム・フム・シリーズ」より》制作年不明、絵具・紙、個人蔵
この子は、鋭い歯を持っているけど、まつ毛が長くてぱっちりとした目が可愛いし、

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東山嘉事《「フム・フム・シリーズ」より》制作年不明、絵具・紙、個人蔵
この子もオシャレなサングラスと、速く走れる車輪のような足が素敵ですね。
植物や虫、動物をすべて混ぜ込んだような奇妙な見た目をしていますが、どこかクスッと笑えるチャーミングな所があって、かじさんの柔軟な発想力が溢れています。
人間一人一人に個性があるように、フムフム族も1つとして同じものはなく、違った見た目、表情をしています。かじさんの自由奔放な造形感覚に注目です。3月25日(日)まで開催です。
是非、フムフム族に会いに岡之山美術館へお越しください。(翠)

会  期  ~2018年3月25日(日)
会  場  西脇市岡之山美術館
開館時間  午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休 館 日  月曜日(祝日の場合は翌日)と祝日の翌日
      ※年末年始12月29日(金)~2018年1月3日(水)
入 館 料  大人 310円( 260円)
      高大生 210円( 160円)
      小中生 110円(80円)
      ※()内20名以上の団体割引料金
      ※障がい者割引有
      ※ココロンカード利用可

posted by おかのやまへそ at 11:16| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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